常夏の楽園…『石垣島』行ったことありますか?
言葉は通じるのに、どこか外国に来たようなバカンス感を楽しむことができる人気リゾート地。そんな石垣島への旅行は年々人気が増しています。
しかし離島ゆえのルールや世界観があるが故に、都会暮らし(石垣からすると本州の地方でも都会です(笑))の感覚とはかなりズレていて、現地で戸惑うことも多いようです。
そこで、まずは石垣島の基本情報から知りたい!という方向けに、現地に2年半在住していた元リゾートホテルのスタッフである私が基礎の基礎!
そして、いつ頃行くのがいいのか?をお伝えします♪
これ、結構知らない人多いんですよね。
石垣島は離島ということまでは知っているんだけど、沖縄本島から橋やフェリーで気軽に渡って行けると思っている人が意外と多いんです。
行けませんよ?
この地図を見てもらうとわかるように、なんなら那覇よりも台湾のほうが近い!そんな位置に石垣島はあるんです。
そして、沖縄本島の那覇から石垣島までの距離はなんと!東京から大阪までの距離とほぼ等しいくらいに離れているんです。
私も現地に住んでいた時に、友人が遊びに行きたいといってきて「おいでおいで~♪」と喜んでいたら「那覇で遊んでそのまま合流できる?」と言われたことがあっておいおい、脳内地図どうなっとんねん!となったことがあります。
石垣島に旅行し慣れている人なら何をいまさら…と思うかもしれませんが、初めての人や今まで沖縄に興味あまりなかった…という人にとっては目からうろこ的な事実かもしれません。
なので、沖縄本島から石垣島に行きたい場合は飛行機✈でバビューン!と飛んできてくださいね♪
石垣島がある八重山諸島は年間を通して温かい常夏の場所です。
おおよそですが、年間16℃~32℃あたりで推移します。
https://weather.time-j.net/Climate/Chart/ishigakijima
年によって多少冷え込み方は違いますが、冬場1月~2月のみ、ちょっとしたジャケットやスニーカーなんかを履いたりはしますが、残りの時期はほぼサンダル・半袖で過ごせます。
最低気温の16℃といったら、本州だと秋から冬にかけてだんだん肌寒くなってくる…くらいの気温ですよね。だいたい18℃くらいだと快適に過ごせる気温だと思うので、「寒いっ!!」という感覚になるまえにまた温かくなっていくという感じです。
といっても、石垣島は海に囲まれているので「海風」を加味すると気温よりも若干肌寒く感じることもあります。オフシーズンに旅行に来られる方に、どんな服装で行くのがいいですか?とよく聞かれていたのですが、基本秋の装いでOKと答えていました。薄手の長袖、もしくは7分袖くらいのものに上に羽織る薄めのカーディガンくらいで大丈夫です。日中陽が出ているときは暑く感じることもあるので、着脱可能な上着があると便利ですよ!
ゲームか!って見出しですけど、石垣島はリゾート的な感じの認知で、たんなる観光地というよりも移住者が多く、沖縄の離島に住みたい!とあこがれている本州の人も多い場所でもあります。地元の人もたくさんいらっしゃいますが、場所によっては移住者だらけ…というところもあります。
私が現地で働いていた時も、旅行で来られた方が「こんなところに生まれて、住めて幸せだねぇ」なんて声かけてくれたんですが(いやいや、どう見ても沖縄の顔じゃないじゃん!薄いじゃん!)特にホテル系の職場はそうですが、8割がた本州の人間で構成されております(笑)
芸能人のセカンドライフの場所になっていることもちらほらあるので、島内のイベントに出かけると、下手すると都内で遭遇するよりも高い確率で芸能人に遭遇することができたりします。
ということで、島外から移住してきている人が多い島でもあるのですが、場所によっては現地の人の排他的な言動が強い地域もあります。旅行者に対しては人懐っこく接してくれる人も多いですが、微妙な対応されても落ち込まないようにしてください。
先日こんなニュースもありました。
マナー悪い「日本人客お断り」の貼り紙 石垣島のラーメン店長が語った事情と影響
旅行者としてのモラルの低下は石垣島に限らず、日本人は最近その傾向が顕著だとサービス業をしていて私自身も感じていました。さすがに上記の例は極端な対応だとは思いますが、節度ある態度で楽しく旅行をして、現地の人には「またその人たちにきてもらいたい!だからサービスもっと頑張ろう!」って思ってもらって、次来た時にはもっと楽しい旅ができる…そんな良いサイクルができるようにしたいですね。
ベストシーズンはやはり夏です!
梅雨が明ける7月~9月あたりが、空も海もパキッ!と鮮やかなブルーに染まり、灼熱の太陽にてらされた原色のハイビスカスが映える、もっとも南国らしい石垣島を楽しめる季節です。
しかし、それと同時に台風が多発する時期でもあるので、旅行する側としては本当に悩ましい時期でもあります。台風に当たらなければ最高!当たれば最悪!という極端な結果になるのがつらいところです。こればかりは運ですね。
あとは人が多い!当然一番よさげな時に行きたい!っていうのと、夏休みの兼ね合いなどもあってこの時期は込み合います。またトップシーズンなので宿代が跳ね上がるのも痛いところです。もうそれは仕方ないよね…と割り切れば、やっぱりこのシーズンが一番沖縄らしさを楽しめます!
元在住者の私が教える密かにおすすめの穴場シーズンは、10月の終わりから12月初めくらいです。トップシーズンが過ぎて人も比較的少なく、しかし真冬ではないので寒くはなく暑すぎず、台風もそろそろ来なくなる時期なので、あまり天候のことを心配しなくてもいい時期です。
冬に向けては若干、景色が微妙な時はあります。沖縄の冬は、基本どんより曇りで、海の色も夏のそれとは違って謎にほの暗い色になったりするので、沖縄らしい鮮やかな青い海の色や真っ白い雲と青い空のコントラストを楽しみたい!という人には微妙かもしれません。しかし、マリンアクティビティなどもまだまだ余裕で楽しめる時期です♪
そして、これはできれば教えたくない(私がお得に泊まれなくなったら嫌だから(笑))時期がさらにありまして。
それが、3月の終わりから5月の終わりころまで。
石垣島ふくめる八重山諸島で肌寒いなと感じるのは2月、いっても3月の半ばくらいまでです。3月も終わりごろになると、夏と比べれば海水も冷たくは感じますが、本州の海と比べると全然入れる!!の部類に入ります。
また、5月に入るとかなり水温もあがってくるので、ウェットスーツを着用しなくても水着で海どぼーん!できちゃうレベルになるんです。そのうえ、本格的な梅雨のちょい手前なので、雨に降られることも比較的少なく、加えて海の色も夏に向かって色鮮やかになってきている頃なので、アクティビティを楽しむのも景色を楽しむのも両方何気に楽しめるいい時期です。もちろん、まだ台風の心配をすることもないですしね。
在住時は、だいたいこの5月~6月あたりにスノーケルを楽しんでいました♪
ということで、石垣の場所や気候、オススメの服装や行くといい時期などお伝えしてみました。
リゾートホテルのスタッフとして働いていた時、沖縄の美しい風景は、天気にかなり左右されるので、「こんな景色だと思わなかった!」と真冬に来てがっかりしたり、「台風がこんな状態で来るとは知らなかった!」と、楽しみにしていたマリンアクティビティが何もできなくて怒っちゃう人などたくさん見てきました。
天気は人間が勝手に調節できないので、怒られたり悲しまれたりすると私もとても心苦しかったのですが、事前に少しでも情報を知っていれば、時期をうまく選んで、できるだけそういうガッカリな状態を回避する確率を上げることならできますよね!
ぜひ参考にしてみてくださいね♪